いずしじょうせき
兵庫県豊岡市出石町内町
出石城は、出石川に沿った山間の城で、山頂の有子城(ありこじょう)と北麓の平山城が複合して成立した。室町時代以降、守護大名山名氏は現在の出石神社の場所に城を築いたが、天正8年(1580)に落城するとと..
出石城は、出石川に沿った山間の城で、山頂の有子城(ありこじょう)と北麓の平山城が複合して成立した。室町時代以降、守護大名山名氏は現在の出石神社の場所に城を築いたが、天正8年(1580)に落城するとともに滅んだ。その後、文禄4年(1595)に入封した小出吉英によって、慶長9年(1604)に現在の位置に城が築かれ、宝永3年(1706)から明治維新までは、仙石氏が入封した。昭和43年(1968)、本丸跡に隅櫓(すみやぐら)が復元された。時を知らせる辰鼓櫓は、現在も町のシンボルとなっている。また、出石は「但馬の小京都」と呼ばれ、観光地としても有名である。2017年、有子山城と併せて日本城郭協会「続日本100名城」に選定される。
●公共交通機関 JR豊岡駅→全但バス出石行きで30分、バス停:出石営業所下車、徒歩5分 ●自動車 北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山IC」より約10km
常時見学可能
無料
有り(観光用・有料)
有り