しょうりんじ
兵庫県西宮市津門西口町14-12
多田源氏ゆかりの寺院です。 昌林寺は天延2年(974)、多田満仲(源満仲)の子、円覚坊源賢僧都の開山と伝えられています。寺伝によると、源賢は満仲の末子で、幼名を美丈丸といいました。満仲は美丈丸を中..
多田源氏ゆかりの寺院です。 昌林寺は天延2年(974)、多田満仲(源満仲)の子、円覚坊源賢僧都の開山と伝えられています。寺伝によると、源賢は満仲の末子で、幼名を美丈丸といいました。満仲は美丈丸を中山寺に預けましたが、修行に励まないことに怒り、家臣である藤原仲光に美丈丸を討つよう命じました。仲光が躊躇していると、仲光の子幸寿丸が父の心を察し、自信が身代わりになることを申し出たので、仲光はその首をはねて満仲に差し出し、自分は出家しました。 美丈丸は幸寿丸の忠節に深く感じて改心し、比叡山に入って源信僧都の弟子となって修業に励み、源賢阿闍梨という高徳の僧となり、幸寿丸の菩提を弔うために昌林寺を創建しました。 御本尊の木造阿弥陀如来立像は国指定重要文化財、脇侍の勢至菩薩像と観音菩薩像は西宮市指定文化財です。 境内には大江山の鬼退治をした源頼光とその四天王の供養塔や坂田金時手植えの松、山門近くには、美丈丸の代わりに首を斬られた幸寿丸の首を藤原仲光が洗ったといわれ、また弁財天への雨乞い成就が伝えられる明星池のある史蹟公園の明星池公園があります。
松原山
浄土宗
天延2年(974)
木造阿弥陀如来立像
円覚坊源賢僧都
木造阿弥陀如来立像は国指定重要文化財 脇侍の勢至菩薩像と観音菩薩像は西宮市指定文化財
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