あつたじんじゃ
岐阜県各務原市鵜沼各務原町2-30
熱田神宮の分霊を主神として玉取神社(岐阜市鶉の社)と秋葉神社(各務原神社)の分霊を合せ祀っている。
明治初年の頃、尾張藩家老の田宮如雲が当時尾張藩領だった各務原を開拓するため、藩主から許可を得..
明治初年の頃、尾張藩家老の田宮如雲が当時尾張藩領だった各務原を開拓するため、藩主から許可を得て約300名を草薙隊として連れ、開拓に来た。田宮は開拓精神の象徴と開拓祈願の神として、熱田神宮の許しを得て分霊を受け、大伊木地内にあった通称コブリ山の北東麓に祀った。明治4年、廃藩置県と共に草薙隊が解散すると、隊員の一人伊藤久兵衛が社を引き続き管理した。明治20年頃には各務原東南の自己所有の山林地に遷座した。大正8年には各務原で飛行第二聯隊が結成され、立派な県道が南北に通じたため、その付近である各務原西方地に大正10年頃遷座した。このとき山林一反歩を境内地として近くの集落に寄付して各務原部落の熱田神社とし、玉取神社と秋葉神社を合祀した。昭和14年、神社は飛行場拡張のために現在地に遷座した。
熱田神(あつたのかみ)
一間社流造
無料
有り(境内東)
無し