そうじいん
千葉県館山市沼1139
当山は平安時代末期、永長二年(1097年)安房の国司、源朝臣親元公により創建されたお寺である。 真言宗智山派、本尊は不動明王。獅子吼山慈眼寺總持院と号する。 中世には真言密教の道場として栄..
当山は平安時代末期、永長二年(1097年)安房の国司、源朝臣親元公により創建されたお寺である。 真言宗智山派、本尊は不動明王。獅子吼山慈眼寺總持院と号する。 中世には真言密教の道場として栄え、往時は坊舎が十六棟あり「沼の大寺」と言われていた。十六世紀、中興・頼全上人の時代には真言宗、安房十本寺の一つに数えられた。 戦国時代、里見義康公より朱印十石を賜り里見氏の祈願寺となり、山号も里見にならい三富山とも称した。 観音堂には、「朝臣の坊」の観音様が安置されていたことから、現在でも「朝臣のぼうかんのん」とも言われ辰年には安房郡札観音のお開帳がある。 本堂に安置されている石塚地蔵尊は元禄十三年の作で、その胎内には室町期の仏像が納められている。
永長二年(1097年)安房の国司だった源頼元によって創建された。 地元では「沼の大寺」と呼ばれています。
獅子吼山
慈眼寺
真言宗
智山派
永長二年(1097年)
不動明王
頼全上人
安房郡札三十三ヶ所観音霊場 第一番札所