さかたじょう
千葉県山武郡横芝光町坂田534
坂田城は九十九里平野に突出した標高30mの台地上に築かれました。古代から水運の要であった栗山川の作り出した低湿地や点在する沼地に囲まれた要害の地です。坂田城は、はじめ千葉庶流の三谷氏によって築かれた..
坂田城は九十九里平野に突出した標高30mの台地上に築かれました。古代から水運の要であった栗山川の作り出した低湿地や点在する沼地に囲まれた要害の地です。坂田城は、はじめ千葉庶流の三谷氏によって築かれた後、16世紀半ばに小田原北条氏の息のかかった芝山大台城主井田氏に押領され、改修整備されました。これは南の里見氏、北の佐竹氏に対し、小田原北条氏の戦略的な要地を押さえる目的があったものと思われ、配下となった千葉氏を介して井田氏を配置したと推定されます。
有り