なかとみたかたけじんじゃ
鳥取県鳥取市古郡家
平安時代 「 延喜式 」 ( 927撰 ) に記載されており、「 式内社 」 という、邑美郡ではただ一つの神社。 古くより本殿を設けず、石玉垣を神座とする珍しい神社。 郷民は、ここの神様は大きく..
平安時代 「 延喜式 」 ( 927撰 ) に記載されており、「 式内社 」 という、邑美郡ではただ一つの神社。 古くより本殿を設けず、石玉垣を神座とする珍しい神社。 郷民は、ここの神様は大きく、神託によれば「 わが形は林の梢 ( こずえ ) と等しいので、通常の小さな祠には居られないので、 社をつくるな 」と伝えている。 神託の高大な 「 祟健 」 に通じる。 主要建物は、拝殿、神楽殿、参籠所で、本殿はない。御神木は松 ( 幹周り3m ) だったが、枯れたため蕪部分を残し、屋根をかけて保存して いる。 この地は三輪郷内にあり、社がないことから、大和の国の大三輪神社 ( 大神神社 ) との関わりを示唆している。 境内にある末社も全て石造りで、古い形のまま残している。 稲荷社 ( 家形石 四基並列 ) 三宝荒神 ( 石造り宮型 三基並列 ) 陽成天皇、元慶元年 ( 877年 ) 9月大嘗祭に班幣に預かったと伝える。 承安元年 ( 1171年 ) に源頼政が当社を信仰し、陶器製の釣燈籠を献じたとの伝承がある。 〜由緒書より(一部修正)〜
大物主命
式内社(小)
鳥取自動車道「鳥取IC」より7km JR因美線「津ノ井駅」より2.3km