だいじじ
神奈川県伊勢原市伊勢原市下糟屋364
法雨山と號す、本寺前に同じ(鎌倉建長寺)。開山覚誉、貞治五年六月十三日卒。中興開山東海、中興開基太田道灌、文明十八年七月廿六日卒、法名大慈寺心圓道灌、按ずるに此寺號を稱ふるは、當寺のみにて、上村洞昌..
法雨山と號す、本寺前に同じ(鎌倉建長寺)。開山覚誉、貞治五年六月十三日卒。中興開山東海、中興開基太田道灌、文明十八年七月廿六日卒、法名大慈寺心圓道灌、按ずるに此寺號を稱ふるは、當寺のみにて、上村洞昌院及系譜等、皆洞昌院を號とす、なり。按ずるに先住東陽、寅政十年三月六日卒、が詩文遺稿中に、當寺小鐘の序銘あり、是に豫れば、古は鎌倉に在しを、道灌此地に移して再興し、其叔父周巌、天文四年七月十三日、武州足立郡藤波村密巌院に卒、叔悦禅師と諡す、を請じて、中興開祖とせしなり。(中略) 本尊正観音。運慶作、長二尺。 道灌の画像一幅、太田摂津守資順筆、寛政八年寄附、を寺寳とす。 稲荷社。(新編相模国風土記稿より)
伊勢原は太田道灌ゆかりの地。太田道灌が最後を遂げたのが伊勢原。太田道灌の菩提寺になっているのが下糟屋にある大慈寺。覚智(貞治5年)が鎌倉に開山、太田道灌(文明18年)が中興開基となり、親戚の周巌(天文4年)を中興開山として、当地へ移転...
法雨山
臨済宗
建長寺派
観音如来像
覚智
法雨山大慈寺
木造聖観音菩薩坐像(市指定重要文化財) 太田道灌画像(市指定重要文化財) 太田道灌画墓(市指定史跡)