天満神社は天元3年(980年)の創建と伝わる。
旧社格は郷社で、境内には、本社の天満宮の他に恵比須神社、稲荷神社がある。
古文書には「天神の浜」(応仁2年(1468年)、永厳寺文書)、「天神の森」(永禄元年(1558年)、善妙寺文書)の名称がみえる。
近世には、福井藩主の結城秀康が年貢の免除地を寄進、小浜藩主の京極忠高は修理料を寄付、酒井忠勝が拝殿を造営というように、越前国・若狭国領主の厚い尊崇を受けていた
江戸時代後期の権現造の社殿が福井県の指定有形文化財となっている。
また、毎年11月20日に実施されるせんべい焼きの行事がよく知られている。
現在の社殿は、戦後、氏子らにより再建が図られ、昭和35年(1960年)に滋賀県彦根市の佐和山神社の旧社殿を譲り受けることとなり、移築したものである。