ご祭神は学問の神様として天神様の名前で親しまれている菅原道真です。
何時の時代に創建されたか定かではないですが、辻井村の総代・自治会長・長老によりますと、子供の頃から「辻井の町外れ」と呼ばれていた現在の場所に鎮座しており、小さな木造の社殿があり、毎年例祭日である7月25日に天神祭が執り行われていたようです。
すぐ北側には延喜式内社である行矢射楯兵主神社が鎮座しており、この辺りが古くから栄えていたことがうかがえます。
現在の社殿は鉄筋コンクリート製で、昭和46年4月に建立された。
神前には「大正14年7月建立世話人青年会」の文字が入った鳥居が立っており、「天満宮」の扁額が掲げられています。
また、昭和12年より「天神祭餘興費等控帳」が今も引き継がれています。
当時辻井村は200戸たらずの村で、30戸くらいで宮守をしていました。
戦時中から昭和27年まで、天神祭は中断していたようですが、現在は辻井の1丁目・2丁目・5丁目と当社に近い町が宮守として護持運営に務めています。