やまなんじ
大分県臼杵市鎮南山
鎮南山山頂には、臨済宗総本山・妙心寺派の山庵寺というお寺があります。このお寺は、賢巌禅師大上人が明暦3年(1657)に創建したものです。 賢巌禅師は元和4年(1618)、臼杵市海添に生まれました..
鎮南山山頂には、臨済宗総本山・妙心寺派の山庵寺というお寺があります。このお寺は、賢巌禅師大上人が明暦3年(1657)に創建したものです。 賢巌禅師は元和4年(1618)、臼杵市海添に生まれました。17才で西日本屈指の古刹「多福寺」第二世・雪窓大和尚に迎えられ、刻苦修行ののちに全国を遍歴して多くの名僧・高僧に接しました。そして「妙心寺」の第一座となってさらに禅の奥義を体得し、32才で「多福寺」の第三世となったのです。そして明暦3年(1657)に「鎮南山 山庵寺」を創建しました。 賢巌禅師は天和2年(1682)に65才で隠退しましたが、その後も全国遊説をしてその名をとどろかせたといいます。 禅師は79才で入寂するまで、禅の奥義だけでなく、文学や学問、歴史、詩文などの学問・芸術に秀でた才能を発揮した人物でもありました。「一刀三礼の彫刻像」は覚文11年(1671)、54才の時に制作したもので、芸術品として多くの参拝者が訪れています。
鎮南山
臨済宗
妙心寺派
明暦3年(1657)
賢巌禅師大上人
有り