せんしょうじ
岐阜県大垣市小野1-108
保元2年(1157年)、比叡山の僧侶・了空によって大野郡古橋(現・瑞穂市)に天台宗の寺院・毘沙門堂専勝寺の名で創建された。 11世・了然が本願寺3世・覚如に帰依し、浄土真宗に改められた。 大永3..
保元2年(1157年)、比叡山の僧侶・了空によって大野郡古橋(現・瑞穂市)に天台宗の寺院・毘沙門堂専勝寺の名で創建された。 11世・了然が本願寺3世・覚如に帰依し、浄土真宗に改められた。 大永3年(1523年)、大洪水に見舞われ大きな被害を受けたため、安八郡小野に移転した。 蓮如上人が本願寺の8世になった頃、美濃国でも浄土真宗の寺院を建てるものが増えた。専勝寺は美濃国惣末寺支配頭10ヶ寺のひとつとなる。 慶長5年(1600年)、本願寺12世・教如上人が関ヶ原の戦いの際に寺へ避難し、住職・了栄が守った。 慶長19年(1614年)、西美濃触頭に任命された。 明暦年間、大垣城主・戸田氏信より戸田氏がもっていた城砦のひとつ・小野城の跡地を寄進され移転した。 明治24年、濃尾地震によって堂宇がすべて倒壊した。 大正2年、現在の堂宇が再建された。
小野(この)にある真宗大谷派の寺院。同派大垣教区第五組に所属している。 境内地は小野城跡地である。
浄土真宗
真宗大谷派
1157年(保元2年)
阿弥陀如来
了空