やくもじんじゃ
神奈川県茅ヶ崎市南湖4-4-29
南湖中町八雲神社とも言われ、現在は茅ヶ崎市内中島の日枝神社の兼務社。 創建につき、口碑によれば、郷土が拓けてより、郷民が産土神として奉祀したものだという。 江戸時代前期の正保・慶安年間(1644..
南湖中町八雲神社とも言われ、現在は茅ヶ崎市内中島の日枝神社の兼務社。 創建につき、口碑によれば、郷土が拓けてより、郷民が産土神として奉祀したものだという。 江戸時代前期の正保・慶安年間(1644年-1652年)の頃、徳川幕府により茶屋町が東海道の宿場として指定されると、宿泊の旅人は参詣して道中の安全を祈願したという。 また、大山阿夫利神社詣の人々は、当社で遠く大山を望んで遙拝することが多かったために、境内を石尊山と称したという。 江戸時代中期の宝暦12年(1762年)、当地が幕府の天領となり、また附近に砲術場もあって、幕府要人も来往の度に参拝したという。 江戸時代後期の天保2年(1831年)、当時の名主である茶屋町の重田八郎左衛門により社殿が再建。 明治に入り、社殿は改築されたが、明治24年(1891年)12月、火災により焼失。翌明治25年(1892年)には本殿を、明治37年(1904年)7月には拝殿が再建。 大正12年(1923年)9月の関東大震災では、本殿を残して倒壊。昭和5年(1930年)から3ヶ年計画により、昭和8年(1933年)3月、完全に復興。 昭和19年(1944年)、太平洋戦争の際、米軍の本土上陸を阻止するため、湘南海岸線に築く陣地の用材として、古木が使用された。 境内の古木は数本を残して伐採されたという。現在は、松苗植樹記念の碑がある。また、平成13年(2001年)7月、屋根が修復された。 南湖の最も歴史のある神社で、南湖全体の氏神だったが、明治に入り、地域が大きくなると、南湖は茶屋町・鳥井戸・上町・中町・下町の5つの町内に分かれた。 そのうち、「なか」と呼ばれる中町の氏神になっている。他の地区にも現在はそれぞれの氏神が祀られている。 ・茶屋町…茶屋町大神宮 ・鳥井戸…御霊神社 ・上町……金刀比羅神社 ・中町……八雲神社 ・下町……住吉神社 その中でも江戸時代から続く、南湖の中核神社とされている。 毎年7月の海の日に神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行なわれる浜降祭(はまおりさい)に参加する一社。 境内には他に、〆金神・風神、単体道祖神、幕末の嘉永4年(1851年)銘のある双体神祇道祖神などが祀られている。
素盞嗚尊
不詳
3月15日に近い日曜日
7月浜降祭(はまおりさい)
JR茅ケ崎駅徒歩18分 バス 中海岸南湖循環私立病院線 魚市場徒歩2分、南湖会館徒歩3分
常時(参拝自由)
無料
20分以内
無し