いなりしゃ
神奈川県鎌倉市御成町13-28
巽神社を出てさらに80mほど北に進み、左に入るとすぐ右側に刀を造る刀工の名人として知られた五郎正宗をまつる、「正宗稲荷」ともいわれる石造の刃稲荷があります。 神社の前の左右に石造の狐が置かれ、そば..
巽神社を出てさらに80mほど北に進み、左に入るとすぐ右側に刀を造る刀工の名人として知られた五郎正宗をまつる、「正宗稲荷」ともいわれる石造の刃稲荷があります。 神社の前の左右に石造の狐が置かれ、そばの石柱にはこの稲荷社は正宗の屋敷にあり、刀に焼入れをするときに祈願した神社で、江戸時代にここに再興した。」という意味の言葉が書かれています。 この稲荷社は、鶴岡八幡宮の近くの小町置石の松尾滝右衛門が再興したといわれています。
「鎌倉駅」 の近くに、「正宗工芸」という正宗の子孫の方の刀鍛冶工房があり、その店の脇に「合槌稲荷」という神社がまつられています。
伝説ですが、正宗が父親の死後、刀を造るのに に合槌を打ってくれる人がいなくて困っていると、老人が現れて合槌を打ってくれ、 立派な刀を造ることができました、その老人は、正宗が日ごろから信仰していた稲荷の神でした。 喜んだ正宗は、自分の屋敷の中に稲荷の神をまつり、「合槌稲荷」と呼んだということです。 以後、 正宗の子孫は、必ず屋敷の中に稲荷神社をまつることになったそうです。
「刃稲荷」 「合槌稲荷」 「正宗稲荷」などと呼ばれるのも、みな一つの 神社なのかもしれません。かまくら子ども風土記より
鎌倉市御成町に鎮座する稲荷社(稲荷神社)は、正宗工芸美術製作所の敷地の一角にある神社。なお、かまくら子ども風土記によれば、合鎚稲荷とも呼ばれていたとのことです。
鎌倉駅徒歩5分
参拝自由
無料
5分以内
なし