いわきじんじゃ
山口県光市塩田2233
創建は不詳。社伝では、敏達天皇3年(574年?)に吉備屯倉の津史が当地に至り、「石城宮」の勅額を賜ったことにより創建されたとする。 石城神社の鎮座する石城山では、古代山城である石城山神籠石の築造が..
創建は不詳。社伝では、敏達天皇3年(574年?)に吉備屯倉の津史が当地に至り、「石城宮」の勅額を賜ったことにより創建されたとする。 石城神社の鎮座する石城山では、古代山城である石城山神籠石の築造が知られる。石城山神籠石に関して文献には記載がなく、その機能時期は明らかでないが、社名の「石城」から神社と山城に関係があったものと推測されている。また、境外社の宇和奈利社が本来の石城山の神であったと見て、山城築造に伴い朝廷から大山祇神・雷神・高龗神が勧請され、宇和奈利社に代わる山城の守護神として石城神社が創建されたとする説もある。 国史では、貞観9年(867年)に「石城神」の神階が正五位上から従四位下に昇叙された旨が記載されている。また、延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では周防国熊毛郡に「石城神社」と記載され、式内社に列している。 嘉禄3年(1227年)3月の「周防石城宮神官解」では、神社に係る紛争のことが見える。 文明元年(1469年)7月には大内政弘により現在の本殿が造営された。この本殿は、永正11年(1514年)に大内義興により、明暦2年(1656年)に毛利綱広により、寛政10年(1798年)に毛利斉房によりそれぞれ修復が行われた。また、安政4年(1857年)には毛利敬親により拝殿と神護寺仁王門(現在の石城神社随身門)が造営されている。 近世には「石城山式内三社大権現」と称され、石城山を山岳霊場とする信仰が形成されていた。 明治維新後、明治6年(1873年)に近代社格制度において郷社に列し、大正2年(1913年)に県社に昇格した。また、かつて神社の西側には別当寺の石城山舎那院神護寺があったが、明治3年(1870年)に廃寺となっている。
石城神社(いわきじんじゃ)は、山口県光市大字塩田にある神社。式内社で、旧社格は県社。 古代山城の石城山神籠石(国の史跡)で知られる石城山(標高362メートル)の山頂部に鎮座する。
大山祇神 雷神 高龗神
式内社(小) 旧県社
(伝)敏達天皇3年(574年?)
隅木入春日造
10月7日
本殿(附 宮殿1基、棟札2枚)(建造物) 明治40年(1907年)5月27日に古社寺保存法に基づき特別保護建造物に指定、昭和25年(1950年)の文化財保護法施行により国の重要文化財に指定。附(つけたり)指定物件は昭和54年(1979年)2月3日に追加指定
・JR山陽本線 田布施駅から車で10分 岩田駅から車で10分
・光市営バス 佐田下 バス停から徒歩40分 佐田中 バス停から徒歩45分 十王 バス停から徒歩45分
・山陽自動車道 熊毛ICから車で20分
無料
有り