みかみろくしょじんじゃ
滋賀県甲賀市土山町鮎河605
吾が郷土鮎河に古音を尋ねるに荒漠たる原野にて猛獸毒蛇が多く生息しその被害 にて人命を失い絶家するものあり、住民も極減するに至れりこに於てこれは神のご加護に頼る外なしとして村人達念じたる処、そのご神德..
吾が郷土鮎河に古音を尋ねるに荒漠たる原野にて猛獸毒蛇が多く生息しその被害 にて人命を失い絶家するものあり、住民も極減するに至れりこに於てこれは神のご加護に頼る外なしとして村人達念じたる処、そのご神德現れ、野州の御上神社に奉仕する、 三上三郎氏なるもの猟犬二頭を引きつれてこの地に現れ村人の哀願により悪獣を退治し 人命を助けこの地を守護し給へり。 村人はご神徳と勇武に尊敬感謝し、三上三郎殿の奉仕せる御上神社の御祭神、天御影命、元正天皇、に三上三郎殿御霊魂を併せ祭祀し村の守護神として永くそのご神徳を崇敬奉賛するもの也。 現在の社殿は享保八年(1734)の造営にして村内 (吉野禎) 六神社、明治四十二年十二月十八日三上六所神社に合祀す。 ー現地石板より
社伝によれば三上三郎という勇敢なる狩人に村民等獣の退治を哀願する。三郎はこれを諾し村内に假宿して之を退治する。村人三上三郎を深く敬慕し鮎河の産土神とする。今の社殿は享保八年の造営、明治四十二年無格社五社を本社に合祀する。
〔主祭神〕 天之御影神 三上三郎公 〔配祀神〕 元正天皇 天照大御神 豊受大御神 惟喬親王 稲倉魂命 素盞鳴命 大己貴命
10月 15日