えんじゅどうじぞうそんてまえのじぞう
神奈川県鎌倉市扇ガ谷3丁目
延寿堂の旧跡は、平安時代から死者を火葬にした場所で、里人たちも従ってここに埋葬するようになった。さて、依有信士、俗名仙次郎は、捶石像(たせきぞう)のお地蔵さまにおすがりして、まだ成仏できずにいる亡者..
延寿堂の旧跡は、平安時代から死者を火葬にした場所で、里人たちも従ってここに埋葬するようになった。さて、依有信士、俗名仙次郎は、捶石像(たせきぞう)のお地蔵さまにおすがりして、まだ成仏できずにいる亡者たちを苦しみの世界から救っていただき、その霊を安らかにしたいと考えた。 仙次郎は農業の暇をみて何度も村を訪れ男女を教え導いた。さらに資金を集めて地蔵の彫刻を進めたが、まだ完成しないうちに病気に倒れたので、多くの同志や老若があとを引き継ぎ、広く僧侶や一般の人々にも知らせようとした。圓良と相談して入念に造り上げ、厳かに立派な姿にできた。皆さん、どうかここに葬られた仏の名を明らかにして、この地蔵のご利益を心からありがたいと喜んでほしい。 ※Googleマップより転記。
亀ヶ谷坂切通の扇谷入口近くに、今は墓地になっていて関係者以外入れませんが、かつては建長寺の僧の療養所:延寿堂があって、いまも「延寿堂地蔵尊」が置かれているそうです。 延寿堂地蔵尊へは関係者以外立入禁止です、その手前に地蔵尊があります。
鎌倉駅から徒歩15分程度。