えびすじんじゃ
兵庫県神戸市長田区駒ケ林町4-4-1
元禄3年(1690)8月の『八部郡内村村書出帳』下之庄駒ケ林村の条に、「恵比須社」と記されているが、創祀年月はわからない。 境内に、享保16年(1731)奉納の石灯籠一基が現存する。 駒ケ林の歴..
元禄3年(1690)8月の『八部郡内村村書出帳』下之庄駒ケ林村の条に、「恵比須社」と記されているが、創祀年月はわからない。 境内に、享保16年(1731)奉納の石灯籠一基が現存する。 駒ケ林の歴史は極めて古く、高麗の使節の来朝にあたり、その上陸地となったため「こま島」と呼ばれていた。 東は刈藻川の川口や真野の入江があり、西は妙法寺川が板宿付近から西へ曲らず、直進して旧野田村付近を流れて海へ注いでおり、これら両川の排出した土砂によって、駒ケ林は島状の地形をなしていたと思われる。この地形が天然の良港となり、幾内の出入口としておおいに賑わったのである。