くまのだいじんじゃ
兵庫県尼崎市若王寺1-10-18
阪神大震災後竣工した鳥居をくぐると、折れた石柱を利用したような碑があります。熊野大神社の建物、本殿、拝殿、社務所などは昭和52年に立派に竣工されたものなのですが、あの未曾有の災害に鳥居だけは耐えられ..
阪神大震災後竣工した鳥居をくぐると、折れた石柱を利用したような碑があります。熊野大神社の建物、本殿、拝殿、社務所などは昭和52年に立派に竣工されたものなのですが、あの未曾有の災害に鳥居だけは耐えられなかったようです。しかしこの倒れた鳥居をもって復興の碑を作り上げ、なにがあっても神社というすばらしいものを次世代に残していこうという決意の碑と致しました。 重厚な社殿の右手には昭和52年当時の竣工の記念碑があり、江戸時代初期に氏子の方々が鳥居を奉られたことや、明治には村社に列せられたことなどが書かれています。
古来 五穀豊穣を祈念する農家の方々の崇敬の厚いお社で、たくさんの方々のお参りがあります。 元旦祭、小正月の祭り、春祭り、毎月1日16日の月例祭、と四時の祭りが執り行われますが、9月16日には湯立祭が行われ、無病息災を祈念する人々が群参します。子供だんじりの巡行もあります。 自然とともに生きる日本人 神道の伝統のままに、熊野大神社の杜は尼崎市指定保護樹林となっています。