いちねんじ
青森県青森市安方2丁目5−1
創建は不詳だが、寺伝によると允恭天皇の御代(412年~432年)または延喜年間(901年~923年)、鳥頭中納言安方が夫妻ともども外ヶ浜に流され当地で没すると、その御霊が霊鳥とされる善知鳥に取り付き..
創建は不詳だが、寺伝によると允恭天皇の御代(412年~432年)または延喜年間(901年~923年)、鳥頭中納言安方が夫妻ともども外ヶ浜に流され当地で没すると、その御霊が霊鳥とされる善知鳥に取り付き、オスは「ウトウ」、メスは「ヤスカタ」と鳴くようになったという。村人は霊鳥として敬ったが、ある村人が誤って雄鳥を撃ち殺すと雌鳥は怒り、村に災いが続くようになった。このため村人が一念坊に頼み雄鳥の御霊を鎮めるために小祠を創建し、これが善知鳥神社の前身となり、一念坊は善知鳥神社の別当だった養泉寺の一院として善知鳥神社を支えた。 中世になると善知鳥神社は領主・南部家の崇敬を受け、別当の養泉寺も寺領1万石を安堵され寺運も隆盛したが、大浦為信が台頭すると善知鳥神社の社領も取り上げられ衰微し、養泉寺も事実上廃寺となった。 江戸時代に入り、天和3年(1683年)正覚寺6世利山和尚が隠居寺として一念坊の名跡を継ぎ『常光念仏一念庵』として創建、更に昭和19年(1944年)に善知鳥山一念寺として開山した。
天和3年(1683年)正覚寺6世利山和尚が隠居寺として一念坊の名跡を継ぎ『常光念仏一念庵』として創建、更に昭和19年(1944年)に善知鳥山一念寺として開山した。
善知鳥山
安方院
浄土宗
天和3年(1683年)
阿弥陀如来
正覚寺6世利山和尚
青森駅から徒歩7分