やさかじんじゃ
和歌山県田辺市龍神村柳瀬
天保の大飢饉の頃、当時、天然痘が蔓延し、里人たちは薬草を煎じたり、祈祷師を招き、神仏の加護を祈祷したが、悪質な天然痘は猛威をふるい、死者が続出し惨状であった。 これをみかねた下柳瀬の弥平、儀衛門、..
天保の大飢饉の頃、当時、天然痘が蔓延し、里人たちは薬草を煎じたり、祈祷師を招き、神仏の加護を祈祷したが、悪質な天然痘は猛威をふるい、死者が続出し惨状であった。 これをみかねた下柳瀬の弥平、儀衛門、金兵衛の三兄弟ははるばる京都の八坂神社に参拝し、分神を賜り、帰郷するや、上福井村の郷民と共同で、大字柳瀬宇串の浦の上福井、村柳瀬の村境になす 山稜の頂上に奉祀したのが、天保3年(1832)のことであった。御神体は悪病災難から民を守護する牛頭大王を祀っている。その後、心霊の賜物であろうか 悪病の流行は無くなった。 平成に移り、過疎化高齢に至り、山頂の神霊を後世に伝えることが困難となり、当時の区長が村人と講義の上、山の麓に遷宮し、守り続けることになった。
牛頭大王
天保3年
南紀田辺インターを降り、国道42号線から、秋津町国道29号線に乗り、国道425号線上福井トンネルを抜けて、左折し、坂道を上がっていくと中腹にある。
特になし
無
約5分
神社の前の道が少し広くなっている。