もりんじ
山形県米沢市大町4丁目1−34
永正二年(西暦1505)東置賜郡の新宿城主、遠藤藤左兵衛門俊之丞が帰依して願主となり、同郡上郷浅川の本寺瑞雲院十二世棟庵泉梁大和尚を奉招して開山、以来郡内の信仰尊崇を得た。しかし、時代の変化によって..
永正二年(西暦1505)東置賜郡の新宿城主、遠藤藤左兵衛門俊之丞が帰依して願主となり、同郡上郷浅川の本寺瑞雲院十二世棟庵泉梁大和尚を奉招して開山、以来郡内の信仰尊崇を得た。しかし、時代の変化によって寺はまさに荒廃し一草庵の感があった。昭和になり、三十世中興法山祥全大和尚が米沢市を中心に二十余年間寒行托鉢し浄財を募り、寺門の興隆と檀信徒の教化に努め、ここに大本堂と三尊堂を建立し再興した。寺宝として般若十六善神図が今に伝わる。毎年七月六日には秘仏大雲雷天大菩薩大祭りが厳修される。
曹洞宗
1505年
釈迦牟尼仏
米沢三十三ヶ所観音霊場第十一番札所
有り