京都、宮崎と移り住んでいた一族が、島津の合戦の際に、天草に渡り、寛永八年(1796)に創建、鎮座したといわれています。
明治三十九年、神饌幣帛料供進神社に指定されました。その後、幾度かの改修を経て、昭和三十四年に建て直しが行われました。
7月には作物の安泰と、五穀豊穣を願って、虫追い祭が行われます。
例大祭11月第2日曜日に催され、笛や太鼓に合わせて、鮮やかな色の装束をまとった愛らしい子どもたちが舞う、神楽が奉納されます。粛々としたその様は、日々の安寧を願う住民の、神社への厚い信仰を感じさせます。
神幸行列では、鳥毛、太鼓踊り等のほか、天草では珍しい、なぎなたを手にした女性の行列姿を見ることができ、祭りに花を添えています。