えいせんじ
島根県大田市大森町イ1542
雪厳山榮泉寺は慶長元年(一五九六)の開山と伝えられており、禅の修行道場であった。第十九代の代官である井戸平左衛門が享保の大飢饉(一七三二)の際に、ここを訪れた旅の僧・泰永から飢饉への備えとして薩摩芋..
雪厳山榮泉寺は慶長元年(一五九六)の開山と伝えられており、禅の修行道場であった。第十九代の代官である井戸平左衛門が享保の大飢饉(一七三二)の際に、ここを訪れた旅の僧・泰永から飢饉への備えとして薩摩芋のことを教わったと伝わる。 大森町は寛政の大火(一八〇〇)で町の大半が焼失しており、榮泉寺も土蔵ひとつを残して被災した。現在の堂舎はそれ以降に建立されたものである。
雪巖山
曹洞宗
慶長元年(一五九六)
15分