つしまじんじゃ
三重県名張市赤目町長坂 751
当社は、疫病蔓延し一国の過半にも及ぶ事態を恐れ、尾張の津島神社の分霊を勧請して当地に祀ったのが創祀と伝える。時に慶長六年(一六〇一)のことで、その折貴僧を迎えて別当としたという。以来、村内の黄竜山延..
当社は、疫病蔓延し一国の過半にも及ぶ事態を恐れ、尾張の津島神社の分霊を勧請して当地に祀ったのが創祀と伝える。時に慶長六年(一六〇一)のことで、その折貴僧を迎えて別当としたという。以来、村内の黄竜山延寿院が当社の祭祀を司り、同寺には牛頭天王宝印の版木が現存している。祭神須佐之男命の別称である牛頭天王を祀っていたので、かつては天王宮または牛社と称して明治に至った。明治四〇年当社は、村社天満神社に合祀され、更に丈六のハ幡神社に合祀された。 昭和二六年同社より分祀して旧に復した。また当社には市杵島神社が合祀されている。
《主》建速須佐之男命,《配》市杵島姫命