たなしじんじゃ
東京都西東京市田無町3−7−4
創立は正応年間(建長年間説もあるが、いずれも鎌倉期、十三世紀)。谷戸の宮山に鎮座し、尉殿大権現と呼ばれていた。ご祭神は龍神様。 時代は下り、徳川家康が江戸幕府を開くにあたり、城、町建造のために大..
創立は正応年間(建長年間説もあるが、いずれも鎌倉期、十三世紀)。谷戸の宮山に鎮座し、尉殿大権現と呼ばれていた。ご祭神は龍神様。 時代は下り、徳川家康が江戸幕府を開くにあたり、城、町建造のために大量の石灰(壁の材料)を必要とした。家康はそれを青梅の地に求め、青梅街道を開いた。その際に、肥沃な谷戸に住んでいた人々は、こぞって1kmほど南の青梅街道沿いに移住し、宿場町・田無を造営した。 この様な歴史の中で、人々は宮山に鎮座する尉殿大権現を、まず元和八年(1622年)に上保谷に分祀し、正保三年(1646年)に宮山から田無(現在の地)に分祀し、寛文十年(1670年)には、宮山に残っていた尉殿大権現の本宮そのものを田無に遷座した。 さらに、尉殿大権現は明治五年(1872年)に熊野神社、八幡神社を合祀し、田無神社と社名を改めた。その際に、主祭神・大国主命と須佐之男命、猿田彦命、八街比古命、八街比売命、日本武尊命、大鳥大神、応神天皇をお祀りして現在に至っている。
田無神社は、東京都西東京市田無町三丁目にある神社。田無神社の創建は、鎌倉時代後期の正応年間(1288年 - 1293年)と伝わり、同社は田無北部の谷戸の宮山に鎮座し、尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)と呼ばれ、龍神を祭神としていた。
大国主命, 尉殿大権現, 須佐之男命, 猿田彦命, 八街比古命, 八街比売命, 日本武尊命, 大鳥大神, 応神天皇
旧無格社
1288年 - 1293年(正応年間)
入母屋造り銅板葺き 唐破風、千鳥破風をあしらった総欅造り
例大祭(10月第二日曜日)
本殿・拝殿 東京都指定有形文化財
有り