いわきさん ぐもんじ
青森県弘前市百沢寺沢29
求聞寺の草創は、津軽二代藩主信牧公と伝えられている。 信牧が藩主となるまでにその継承をめぐって争乱が発生し、やがて鎮静するが信牧は家中の平安、さらには領内の安定を願い、虚空蔵菩薩を勧請して真言密教..
求聞寺の草創は、津軽二代藩主信牧公と伝えられている。 信牧が藩主となるまでにその継承をめぐって争乱が発生し、やがて鎮静するが信牧は家中の平安、さらには領内の安定を願い、虚空蔵菩薩を勧請して真言密教の求聞持法を修し、寛永六年ここに求聞持堂を建立し、百沢寺求聞持堂と称した。
この百沢寺は由緒ある寺で、藩政時代には真言五山の一つとして四百石の寺禄を得、十坊の塔頭を持ち、神社の別当として隆盛をきわめていた。 しかしながら明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)のなかに、あえなく廃寺となってしまったのである(現在の岩木山神社はかつての百沢寺の建物です)。
また、信牧の創建になる求聞持堂も明治九年の怪火により焼失し、その後橋雲寺衆徒南光院斎藤法善が小俺を取り結び、再興し現在にいたる。
求聞寺は津軽三十三観音霊場第三番として、また津軽八十八カ所霊場第六十六番、津軽七福神霊場大黒天奉安所、津軽弘法大師霊場第九番、さらには丑(うし)、寅(とら)年の守り本尊として信仰を集め、北海道、東北一円はもとより、関東、関西、遠くは四国、九州方面から年間三十有余万人の参拝者が訪れている。
参拝者の数が増すにつれ、利便に供すべく現在境内地の拡幅、整備を推進している。
岩木山
真言宗
智山派
虚空蔵菩薩
津軽三十三観音霊場第3番札所 津軽弘法大師二十三霊場第9番 津軽八十八ヵ所霊場第66番札所 津軽七福神「大黒天」奉安所
9:00〜16:00
有り、合計70台
岩木山神社駐車場に公衆トイレあり。