かがみづくりまけじんじゃ
奈良県磯城郡田原本町小坂244
延喜式内社 旧 城下郡 小阪 鏡作麻気神社 祭神 麻比止都称命 祭神お麻比止都称命 は,日本書紀に「作金者」と記される「天目一箇神」であり,鍛冶に関わる神とされる。この事は,弥生時代,唐古・鍵..
延喜式内社 旧 城下郡 小阪 鏡作麻気神社 祭神 麻比止都称命 祭神お麻比止都称命 は,日本書紀に「作金者」と記される「天目一箇神」であり,鍛冶に関わる神とされる。この事は,弥生時代,唐古・鍵遺跡で,銅鐸など,金属鋳造技術集団が,古墳時代になり,鏡作部に継承され,この鏡作郷の地で,金属鋳造が行われてきたのであろう。現在,大阪府の東大阪を中心とした小阪・今里・八尾で,金属加工業界が多いが,この金属加工の人々の先祖は,大和の田原本付近だと伝えられ,田原本町にこれら小阪・今里・八尾の地名が共通することと関係するかもしれない。 鏡作麻気神社の建築について 元「子安大明神」であったが,神仏分離後の明治2年 (1869)社名を変更したと伝えられる。1間社 隅木入り春日造り 銅板葺,千木・勝男付の社である。 基壇上に建ち,土台を廻し,身舎丸柱,柱上部粽付,大斗,三ッ斗組,向背,柱方柱面取り,柱天端大斗,連三ッ斗組,虹梁,象鼻,中備蟇股,身舎とは海老虹梁で繋ぐ。軒廻り1軒垂木,三方に縁を設け,背面に脇障子,跳高欄,昇高欄,宝珠柱付,木階9級,正面中央には,格子戸両開きの建具を用い,他面は板壁である。拝殿奥の一段高い所に建築されているが,隅木入り社殿は珍しく,全体に成りの高い社殿で,明治頃の建設かも知れない。
創建年代は不詳だが、祭神の麻比都禰命は天目一箇命と同一視されており、鍛冶に関わる神とされる。この事は、弥生時代、唐古・鍵遺跡で銅鐸など金属鋳造技術集団が、古墳時代になり鏡作部に継承され、この鏡作郷の地で金属鋳造が行われてきたことに由来...
麻比都禰命
不詳
無し