さいしょういん
鳥取県鳥取市湯所町1-139
和銅二年法道仙人開基、美濃に創り池田藩主祈願寺となり、播磨、備前と移り、寛永九年藩主御国替に従って鳥取寺町に来る。藩史に所謂八ヶ寺の第一也と厚遇され寄進の仏像仏画等多く宏壮な伽藍であったと記録されて..
和銅二年法道仙人開基、美濃に創り池田藩主祈願寺となり、播磨、備前と移り、寛永九年藩主御国替に従って鳥取寺町に来る。藩史に所謂八ヶ寺の第一也と厚遇され寄進の仏像仏画等多く宏壮な伽藍であったと記録されているが、二度の火災に再建の事なく、明治三年十月湯所町如意山養寿院に合併して最勝院と称す。此地は天長九年弘法大師創める処と伝える霊域で、俳聖芭翁の笠を忘れた笠塚、池田藩の儒学者正垣適処の半日亭、本草学者平田眠翁顕彰碑と作家田中澄江奉納の地蔵尊を祀る。霊場一番の木山堂薬師如来は鎮守牛頭天皇の本地仏にて住職一刀三礼四年の歳月をかけて彫刻、大仏師松久宗琳仏眼を描き、木山寺高峰秀清良縁成就の愛染名王、所願円満の不動明王、八供養菩薩橋本哲夫作、八祖大師は安達原玄指導の下鳥取山梨の写仏会員によって描かれ、堂内は密教の立体曼茶羅となり厳然とした有難さです。
医王山
高野山真言宗
薬師如来
医王山 最勝院
因幡薬師霊場第一番札所