えんじょうあん
香川県高松市多肥上町886-1
六字尊は、密教で崇拝された仏で、六字明王とも呼ばれ、手は6本、右足を後ろに跳ね上げ、左足一本で立っている姿が特徴。現状では、中世以前にさかのぼる彫像は全国でも本例1例しかない可能性が高い。 18世..
六字尊は、密教で崇拝された仏で、六字明王とも呼ばれ、手は6本、右足を後ろに跳ね上げ、左足一本で立っている姿が特徴。現状では、中世以前にさかのぼる彫像は全国でも本例1例しかない可能性が高い。 18世期前半に著された『讃州府志』等によれば、の乃生•木沢を領していた乃生村氏が多肥に領地を得て高木城を築き移り住んだ際に、代々崇拝していた六字尊立像も多肥に移したとあり、「多肥観音」の名で親しまれている。
無し