あんのうじ
奈良県宇陀郡御杖村菅野1867
開山は、820年頃(弘仁年間)に女人高野最初の候補地として、弘法大師が建立したと伝えられ、現在の女人高野・室生寺の別院であったとされています。 室生寺縁の経典が発見され、住職同士の合意で返却された..
開山は、820年頃(弘仁年間)に女人高野最初の候補地として、弘法大師が建立したと伝えられ、現在の女人高野・室生寺の別院であったとされています。 室生寺縁の経典が発見され、住職同士の合意で返却されたそうです。 元は真言系の宗派で室町時代に衰退、1478年(文明10年)城上郡芝(今の桜井市)の慶田寺第二世江父徳源により菅野村寺尾に再興されました(石碑有り)が、後に現在の地に再建されて曹洞宗の寺院になります。 正徳2年(1712年)の棟札がある鐘楼門は奈良県文化財で、境内に入ると、江戸時代中期の本堂や、禅堂などがあります。 堂内には御本尊「釈迦如来」の他に「馬頭観音」「薬師如来(秘仏)」「不動明王」など、たくさんの仏像を安置していますが、近隣の廃寺から合祀されたのではないかとのことでした。
宝涌山
曹洞宗
820年頃(弘仁年間)
釈迦如来
1478年(文明10年)
慶田寺第二世江父徳源
鐘楼門:奈良県有形文化財
無料
有り