けいさんじ
神奈川県横浜市金沢区富岡東4-1-8
※横浜金沢観光協会より抜粋させていただきました。
花翁山(かおうざん) 慶珊寺(けいさんじ) (真言宗御室派)
当時は伝栄上人により、不動院宝龍寺と号した古寺を受け継ぐかたちで、豊嶋明重..
当時は伝栄上人により、不動院宝龍寺と号した古寺を受け継ぐかたちで、豊嶋明重が両親の菩提を弔うために建立、山号の花翁は父の法名から、寺号の慶珊は母の法名からとられました。 また当寺は富岡八幡宮の別当寺でした。
当寺の著名なものとしては、 (1)十一面観音半跏座像(はんかざぞう)(県重要文化財:正慶元年(1332)院誉作) (2)愛染明王坐像(江戸前期) (3)阿弥陀如来立像(平安後期) (4)大般若径600巻 (5)ヘボン博士が滞在時に掲示した門札等があります。
また富岡駅空襲(昭和20年6月10日)の犠牲者の供養塔が山門を入って右手に、左手には元神奈川県知事長州一二の記念碑があります。
なお庭内に銀杏(樹齢180年)と黒松(樹齢270年)の名木古木があります。 また、開花の際は素晴らしい枝垂桜や牡丹もあります。
裏山の墓地には、「豊嶋明重父子供養塔」(市登録文化財)と伝栄上人の宝篋印塔があります。
明重は寛永5年(1628)、江戸城中で老中の井上正就を刺殺して切腹、嫡男吉継も切腹を命じられ豊嶋家は断絶。 この間の事情を小説にしたのが、柴田練三郎の「孤剣は折れず」です。
なお門前の右隣に、岸信介元首相揮毫の「孫文上陸記念碑」が解説と共に建てられています。
本尊:大日如来(だいにちにょらい) 開山:伝栄上人(でんえいしょうにん) 創建:寛永元年(1624) 開基:豊嶋信満(としまのぶみつ)(明重(あきしげ))
花翁山
真言宗
御室派
1624年(寛永元年)
大日如来
傳榮法印
新四国東国八十八ヶ所霊場 第71番札所
シーサイドライン「鳥浜駅」より徒歩14分 京急線「京急富岡駅」より徒歩14分
無料
約15分