いしべじんじゃ
三重県いなべ市大安町石榑南 2017
『文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳』に、「鎮守 八幡宮、春日大明神、山王権現、弁財天、山神四社」とある。『員弁雑誌』には、「石部神社 今山王権現とも云、神殿東向拝殿在、山王宮の金字額在、前に..
『文政一〇年(一八二七)の桑名領郷村案内帳』に、「鎮守 八幡宮、春日大明神、山王権現、弁財天、山神四社」とある。『員弁雑誌』には、「石部神社 今山王権現とも云、神殿東向拝殿在、山王宮の金字額在、前に小川在、北より南に流る、石橋を架す、鳥居在、石部神社の額在、社地広大神木長茂して神さびたり、延喜式朝明郡二四座の内に石部神社二座とある是なり、御神体は石三箇、中なるは大にして左右は小なりと云、『式社神躰考』曰、石部神社二座、祭神事代主命の子天日方奇曰方命と石邊公二座也云々。『式社名地考』曰、石部神社、天日方奇日方命石塊に在と云々。『勢陽雑記拾遺』に曰、石部神社二座、石邊公之遠祖也云々と。『布留屋草紙』曰、祭神天日鷲命也云々と。春日社 字潤と云所に在、一村の総社也、本社拝殿共に東向、石の鳥居在、例祭九月九日、俗惣産と云、又里俗伝に云、当社の神往古丹生川上新荘へ移り玉うと、文政八年(一八二五)酉一一月石榑郷新溜墨引絵図に此社石部神社と在。ハ幡宮 村の東田の中に在、本社南向。山神社 村の内東北字出口と云う所に在、社頭東向、但地蔵相社。山神社 村の西南林中に在、神石東向大石也。弁財天社 村の中に在」とある。『員弁郡郷土資料』には、「式内石部神社大字石榑南間の谷にあり、延喜式内にして天日方奇日方命、大物主神、天兒屋根命、譽田別命、大山津見命、市杵島姫命、火産霊神を祭神とす。創立の年月は詳ならざれども、当神社はもと、二社並座(旧俗称石大神宮、山王権現といいしならん)せしを、中古(永禄の頃ならんか)合せ祀り、石部神社と正称せしものならん云々」とある。
《主》天日方奇日方命 《合》大国主命,天児屋根命,誉田別命,大山津見命,市杵島姫命,火産霊神,
式内社(小)
山王さん
どんど祭1月 秋祭り子供奉納相撲10月
あり